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通学路の安全確保に向けた取組について

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2012年11月20日

通学路の安全確保に向けた取組について

 本市では,平成24年4月,東山区大和大路通及び亀岡市篠町で相次いで発生した交通事故を契機として,通学路の安全確保に向けた取組を実施しています。

 この取組は,建設局と教育委員会が連携を図り,市内170の市立小学校を対象に実施した緊急総点検の結果を踏まえ,各行政区ごとに設置している「土木事務所・警察署道路交通連絡会議」において要対策箇所を洗い出し,実施しているものです。

 この度,緊急に対策が必要な場所や,各土木事務所,各小学校で速やかに実施できる場所について,第1次対策として8月末までに対策が完了しましたので,その取組内容と,今後,通学路の安全性をより高める第2次対策の取組内容についてお知らせします。

1 緊急総点検の実施概要

  1. 対象:全市立小学校170校の通学路
  2. 実施期間:平成24年4月26日~同年5月10日
  3. 点検内容:安全上の啓発物の視認性,路面標示の状態,交差点の見通し,歩行者空間の有無,道路の幅員,各小学校が把握している通学路の課題の洗い出し

2 第1次対策について(~平成24年8月末)

 総点検の結果を基に,各行政区ごとに設置している「土木事務所・警察署道路交通連絡会議」に,教育委員会や各区役所も参画のうえ,地域の要望も踏まえて,要対策箇所の洗い出しを行い,各土木事務所や京都府警,各小学校が連携し,安全対策を実施しました。

 ハード対策としては,緊急に対応が必要な対策や,速やかに実施可能な対策について,8月末までに対策を完了しました。

 ソフト対策としては,通学路等の変更や見守り活動,交通安全指導の充実に取り組みました。

(1) ハード面の取組内容(2,380箇所) ※別添資料参照

ア 市内8土木事務所の直営業務による対策

路面(舗装)の補修等
(50箇所)

通学路の通行空間を良好に保つよう補修を実施

ポストコーンの設置
(31箇所)

ポストコーンを交差点に設置することにより,車両の左折時の巻き込み事故の防止を図るとともに,歩行者の安全な空間を確保

電柱幕の設置等
(1,000箇所)

電柱幕を設置することにより,通行する車両の運転手に視覚的に安全啓発を実施

イ 請負工事による対策

路面標示の補修,新設
(1,299箇所)

歩行者の通行区分を明確化し,路側線を車道側へ引き直すことにより,歩行者空間を確保

(2) ソフト面の取組内容

ソフト面の取組内容

通学路等の変更
(18校)

15校:より安全な道路を通学路に変更
3校:集団登校の集合場所の変更や登校班を分割

見守り活動の充実
(108校)

見守り活動を行う人員の増加や危険箇所への重点配置

交通安全指導の充実
(122校)

路側帯歩行や左右確認の励行,交通安全教室の増など交通安全指導の徹底

家庭・地域との連携による取組の充実
(92校)

安全啓発看板の設置や安全マップの改訂

その他(児童による取組の充実等)
(30校)

児童会が交通安全標語を作成し,校内へのポスター掲示,全校集会での呼び掛けなどの啓発活動を実施

3 第2次対策について(今後の取組) ※別添資料参照

 各小学校において,引き続き,見守り活動や交通安全指導の充実,必要に応じて通学路の変更等に取り組むとともに,通学路の安全度をより高めるため,教育委員会や各区役所の参画を得た「土木事務所・警察署道路交通連絡会議」で洗い出した取組を第2次対策として今年度中に実施します。

(1) 学校周辺における安全対策

 学校を中心として半径200mの範囲を一つのゾーンとして,警戒標識の設置,洗い出した主要な通学路の路側部及び交差点部のカラー化,路面標示の補修,新設を行うことにより,通行車両に対して小学校が近いことを知らせ,注意を喚起します。
学校周辺における安全対策

路側部のカラー化

路側部にカラーラインを設置することにより,歩行者空間をより明確化し,通行車両に対しても視覚的に歩行者空間を認識させ,安全性の向上を図る。

交差点部のカラー化

交差点の路側部をカラー化することにより,通行車両に対しても交差点を認識させ,安全度の向上を図る。

警戒標識の設置

通行車両に対し,近くに学校があることを認識させ,安全啓発を図る。

路面標示の補修,新設

「通学路」,「速度落とせ」等の路面標示を行い,通行車両に対し安全啓発を図る。

(2) 歩道整備などの道路改良

 安全な歩行空間を確保するため,路肩の整備や水路の蓋掛け,防護柵の新設を行います。
歩道整備などの道路改良

路肩整備,水路蓋掛け

歩行者通行部分の路肩を擁壁などで整備することや,水路に蓋を掛けることにより,歩行者の通行空間を確保する。

防護柵の新設等

歩行者空間と車両通行空間を物理的に分離し,安全度の向上を図る。

(3) 私立・国立の小学校の安全対策

 私立・国立の小学校についても,各小学校の通学路(主に公共交通機関(駅・バス停)から小学校まで)の現地確認を行い,各小学校との協議,警察との連携のうえ,必要な安全対策を実施します。

(4) 事業費

 6億8千万円

お問い合わせ先

京都市 建設局土木管理部土木管理課

電話:075-222-3568

ファックス:075-212-3092

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