平成25年度第5回京都市医療・福祉施設の省エネ・節電対策普及研究会について

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2014年5月2日

平成25年度第5回京都市医療・福祉施設の省エネ・節電対策普及研究会について

 本市では,温室効果ガス排出量が増加傾向にある民生・業務部門の対策強化を図るため,事業者,大学,京都市など様々な主体が協働して,効果的な省エネ・節電手法の検討等を行う「民生・業務部門施設への省エネ・節電対策普及事業」を実施することといたしました。

 今年度は,本市の所有する医療施設に,エネルギー管理システム(以下,「BEMS1」という。)を導入し,得られた情報をもとに,医療・福祉施設における効果的で多様な省エネ・節電手法を検討してまいります。

 このため,学識経験者,関係団体,民間企業(BEMSアグリゲータ2等)及び京都市により構成する研究会を設置し,BEMSの持つ機能の検証,有効な活用方法及び普及促進策の研究を進めることとしています。

 この度,第5回研究会を下記のとおり開催いたしました。

(※1)BEMS:Building Energy Management Systemの略語であり,ビル等の建物内で使用する電力使用量等を計測蓄積し,導入拠点や遠隔での「見える化」を図り,空調・照明設備等の接続機器の制御やデマンドピークを抑制・制御する機能等を有するシステムのこと。

(※2)BEMSアグリゲータ:一般社団法人環境共創イニシアチブにより認定された,施設へのエネルギー管理システムの導入及びエネルギー管理支援サービス(電力消費量を把握し,節電を支援するサービス)を実施する事業者。

概要

日時 平成26年3月18日(火曜日) 午後2時~午後4時

会場 京都市国際交流会館第1会議室

内容

(1)京都市の医療介護施設の現状について

(2)京都市桃陽病院のBEMSによるデータ分析報告について(2月分)

  ・計測データに基づく分析報告

(3)平成25年度研究成果報告書について

議事要旨

平成26年度事業について

・ 「京都市エネルギー政策推進のための戦略」のリーディングプロジェクトの一つである「BEMS導入実証事業での知見を生かした,業務部門におけるエネルギー消費特性に応じた省エネルギー対策の推進」の具体策として,「BEMS普及コンソーシアム京都」推進事業を進める。

・ 当研究会の成果が医療・福祉施設にとどまらず,民生・業務部門全体での成果となり,「BEMS普及コンソーシアム京都」推進事業に引き継がれることを期待する。

京都市の医療介護施設の現状について

・ 医療介護施設における空調は,中央方式と個別方式のいずれが省エネの観点で優れているのか。

・ どちらが省エネに適するのかではなく,施設毎に適した省エネの方法があり,その意味で今回の桃陽病院の分析結果も全ての施設に当てはまるものではないと思われる。

・ 設備のエネルギー効率は個別空調の方が優れているが,蒸気を利用するなど各々の施設の事情により組み合わせを検討する必要がある。

・ 個別空調の採用により,人がいる場所だけ空調したり,停止時間を個々に調整して長くしたりなど,省エネを図ることができる。

・ 利用者の健康のためなど快適性の向上は一定やむを得ないが,一般的に快適性の向上と共にエネルギー消費量は増大するため,まず快適性を求める場所を限定し,さらにエネルギー消費の管理点数を増やすことにより無駄を見つけることが重要となる。

・ 病院施設で看護師の方が夏場にカーディガンを羽織る光景をよく見るが,カーディガンを羽織る必要がない程度に冷房するなど,快適性を損なわずに省エネを図ることもBEMSの役割であると考える。

・ 個人で温度の感じ方は異なるが,個別空調は空間毎に温度設定が可能であるため対応しやすい。

京都市桃陽病院のBEMSによるデータ分析報告について(2月分)

・ 本施設ではBEMS導入による成果が表れているが,他施設でも同様の成果が見込まれるのか。

・ 他施設をウォークスルー(現地調査)した結果,省エネにつながる運用改善や設備改修が判明したが,BEMSを導入すれば更なる省エネが期待できる。

・ 省エネのポイントは,ウォークスルーとデータ計測の二段階で判明する。ウォークスルーで洗い出された着眼点について,その改善方法を詳細に検討するため,BEMSでデータ計測するものである。

・ 本施設では共用部分の照明を大部分消灯するなど,既に省エネ対策を十分に実施していると思われていたが,今回のBEMSの計測結果から更なる省エネの余地があることが判明した。

平成25年度研究成果報告書について

・ 省エネ対策メニュー毎の効果を試算し,BEMS導入による初期投資の回収時期を予想したところ,桃陽病院の場合は運用改善や設備改修を実施すれば3年前後で回収することができ,補助金が適用されれば更なる短縮も可能である。

・ ウォークスルーで判明した内容と,BEMSによる計測で判明した内容をそれぞれ明確にすべきである。

・ 回収時期を算出する際に,エネルギー管理支援サービスの委託料を含めるべきである。

・ BEMS導入の際に計測点数を抑えることができれば,初期投資を抑制することも可能となる。

その他

・ BEMSは設置したら終わりではなく,その分析を通じて運用改善に活かすものであることが理解できた。

・ 専門知識を有しない職員が施設管理を担当することが多いため,BEMSによる計測データに基づき,PDCAサイクルを運用しながら経験を積むことが重要であると感じた。

・ 施設管理者が,エネルギー使用状況のデータが省エネに役立つことを理解し,データに関心を持つことが省エネのスタートになると感じた。

・当研究会の意義を感じていただけたようで有難いが,今後当研究会の成果を皆様の施設に反映していただければ一層幸いである。

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