資源循環型社会の構築に向けては、市民・事業者・行政が協働して様々な取組を進めていく必要がありますが、京都市では、地球温暖化防止京都会議の開催に際し、平成9年11月より、廃食用油のリサイクル、自動車排ガスのクリーン化、炭酸ガス削減の観点から、全国の自治体に先駆けて廃食用油をメチルエステル化したバイオ・ディーゼル燃料を約220台のごみ収集車全車に導入し、平成12年4月からは市バスへの活用も開始しました。
家庭系の廃食用油については、平成9年8月から市内8ヶ所のモデル地域で回収を開始し、順次市内全域への拠点拡大に向けた取組を進めています。
さらに、平成16年6月に稼動した「廃食用油燃料化施設」において、年間約150万リットルのバイオ・ディーゼル燃料を製造するとともに、学識者等で構成する技術検討会において、京都市独自の品質規格「京都スタンダード」を策定するなど、バイオ・ディーゼル燃料の円滑な利活用を推進しています。
燃料化施設や技術検討会の詳細については、施設整備課のホームページへ
●バイオ・ディーゼル燃料とは?
家庭やレストラン、食堂から出た使用済みのてんぷら油をメタノールと反応させることで、粘性や引火点を低くして、ディーゼル車で利用できるようにした燃料です。

●自動車排ガスのクリーン化とごみ収集車への導入
平成8年9月から開始した6ヶ月にわたる長期走行実験において、排ガス中の黒煙の大幅な減少や酸性雨の原因となる硫黄酸化物もほとんど発生しない等自動車排ガスのクリーン化が確認されました。
そこで、市内3ヶ所のクリーンセンターに専用の給油スタンドを設置し、給油体制を確立した上で、ごみ収集車への本格導入を開始しました。
●家庭からの廃食用油の回収と温室効果ガスの削減
平成9年8月から、家庭からの廃食用油のモデル回収を開始し、現在市内約1,200ヶ所にまで広がっています。
今後も、この回収の取組をそれぞれの地域を基礎として結成された「地域ごみ減量推進会議」をはじめ、市民・事業者・行政の3者のパートナーシップのもと、市内全市域に広めていきます。
このように廃食用油を回収し燃料として再利用する取組によって、限りある石油資源の使用量を減らすことができるとともに、ごみとして捨てられて燃やすときに発生していた炭酸ガスを減らすことができます。現在、ごみ収集車全車と一部市バスの合計約300台において、年間約150万リットルのバイオディーゼル燃料を使用しており、軽油を使用する場合と比較して、年間約4,000トンの二酸化炭素の削減効果があります。

台所で使うてんぷら油は、使い終わった後、どう処分していますか。
使用済みのてんぷら油は、捨てずに回収し、精製すると、バイオ・ディーゼル燃料に生まれ変わります。
このバイオ・ディーゼル燃料は、排ガス中の黒煙や硫黄酸化物、二酸化炭素の量が少なく、環境にやさしい燃料として市ごみ収集車や一部の市バスで使用しています。
また、使用済みのてんぷら油を台所の流しに捨てると、河川の汚染につながります。河川の環境保護のためにも、地域での回収にご協力ください。

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