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ふれあいいっぱいかみぎょうのがっく/特集2 上京の学区今昔

ページ番号29782

2013年5月21日

 昨年9月から連載している「ふれあいいっぱいかみぎょうのがっく」では,区内17学区の行事を紹介していますが,このほかにも子育て支援や防災に関する取組など,特色のある活動を行われています。

 これらの学区は元学区とよばれ,現在の教育事務単位としての学区(小学校区)割とは異なります。そこで,今回は元学区の設立についてご紹介します。

町組と小学校設立

 元学区の設立は,町組と明治時代に設立された小学校に深い関係があります。

 町組は,16世紀初めころに原型が形成されたといわれ,町が集まって地域的に連合した組織です。明治時代に以前からの町組を解体,再編成する2度の町組改正を経て,京都の新しい行政基盤となり,その町組をもとに小学校が建設されました(明治2年 町組65に対して小学校64)。このころの小学校は,番組小学校とよばれ,現在のような漢字の小学校名でなく,また,町会所なども兼ねており,教育機関としての役割以外も果たしていました。

 元学区の前身である町組にも,第一番組というような名称がつけられていました。その後,小学校に漢字の名称がつけられるとともに,学区にも漢字の名称がつけられることになります。

現在の学区(元学区)活動

 明治以降,学区の区域の変更などが行われ,戦後,小学校区とそれまでの学区が完全に重ならなくなり,また,近年のドーナツ化現象や少子化の影響で小学校の統合や廃止が行われました。現在,上京区在住の小学生が通う市立小学校は10校で,小学校区割と元学区の区域は異なりますが,各学区での活動は,現在の小学校区にあわせて行事が行われるなどの工夫がされており,“がっく”の垣根を越えての交流も盛んに行われています。

 

<市民しんぶん上京区版・平成17年4月15日号に連載>

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