上京区基本計画(平成13年~22年) 第4章
ページ番号14953
2015年3月27日
計画ー夢ーの実現に向けて
上京区基本計画は,あらゆる分野を網羅的に計画の中に盛り込むというものではなく,上京区の個性を活かし,その特徴を最大限に活かした構想(プロジェクト)を提案することに重点を置き取りまとめた。
平安京以来の長い歴史の中で,20世紀の終わりに策定作業を行ったこの計画は,21世紀の上京区の礎を築くための指針となるものであり,この計画に基づき具体的な年次計画を策定して,予算の確保や計画の進行管理を的確に行うよう努めるとともに,市街電車の導入などの検討項目については,区民や広く市民とのパートナーシップによる様々な検討を行うなど,理想の上京区のまちづくりに向けて着実に実行していくこととする。
1 区民と行政のパートナーシップのまちづくり
まちづくりの共通目標を実現するためには,区民と行政の協力が不可欠である。行政の責任ある施策の推進はもとより,区民自身が日常生活や自主的な活動,事業の中で,まちづくりとのつながりを自覚し,互いの役割と立場を認識しながら,有機的な取組を進めることが大切である。
このこと,すなわち「パートナーシップのまちづくり」が,生活と産業やその他の都市活動の器である上京区を住みやすく,魅力的なものにしていく大切な条件である。
したがって,こうした視点に立ち,区民と行政の相互の立場と役割を明らかにしながら,まちづくりを進めるものとする。
(パートナーシップの仕組みづくり)
・上京区基本計画に基づく取組の進捗の評価
・まちづくり情報や人材情報など,様々な情報の提供,交流
・NPO等の活動支援
2 計画に基づく的確な事業の推進
区民と行政のパートナーシップにより計画-夢-を着実に実現していくうえで,行政施策・事業の的確な推進が不可欠な条件である。また,刻々と変化する地域課題や発展成長する区民の取組に的確にこたえるため,柔軟で効果的な行政システムの充実を図る必要がある。
とりわけ,区民に最も身近な行政機関である区役所の役割を一層強化し,施策の推進力を高めていく。
(行政体制の充実)
・「京都市基本計画」に示された全市的な実施事業との相乗効果によるまちづくりの推進
・費用対効果を勘案した適切な事業の推進
・本庁と区役所の有機的連携による事業の推進体制の強化
・区役所の役割の強化,体制の充実
・個性あふれる区づくり推進事業等の区単独の個性的な取組の推進
上京区基本計画策定懇談会 開催経過
第1回 平成10年 8月25日 行政区別計画の策定について/上京区の課題について
第2回 平成10年11月26日 都市環境,都市産業等について
第3回 平成11年 2月24日 福祉,健康,教育等について/タウンウオッチングの実施
第4回 平成11年 5月19日 平成10年度の意見・提言のまとめについて
第5回 平成11年 7月22日 小学校跡地等について/上京らしい計画づくりについて
第6回 平成11年 9月17日 上京区基本計画骨子素案について
第7回 平成11年12月 9日 上京区基本計画骨子案について
第8回 平成12年 3月28日 上京区基本計画骨子案のとりまとめ
第9回 平成12年 9月20日 上京区基本計画素案のとりまとめ
第10回 平成12年12月15日 上京区基本計画案のとりまとめ上京区基本計画策定懇談会 委員名簿
座 長
村井 康彦 京都造形芸術大学歴史遺産学科教授/京都市歴史資料館館長
副座長
柿野 欽吾 京都産業大学経済学部教授
副座長
谷 直樹 大阪市立大学生活科学部教授
石井 正次 上京東部医師会理事(地域医療担当)
出雲路 敬直 京都国学院講師
朧谷 壽 同志社女子大学教授
北村 廣子 上京区地域女性連合会会長
城戸 信一 上京区市政協力委員連絡協議会会長
高瀬 博章 上京区自主防災会協議会会長
田村 増三 京都新聞編集委員
福井 總介 上京区社会福祉協議会会長
藤原 清 京都商店連盟上京支部長
堀 孝之助 上京区民生・児童委員会協議会会長
松本 雅年 上京区体育振興会連合会会長
森 明子 裏千家国際局長
横尾 英子 花園大学社会福祉学部助教授
吉川 哲雄 上京消防団長
渡邉 隆夫 西陣織工業組合理事長
故 玉利 公正 元西陣医師会副会長
故 中島 孝廸 元上京区文化振興会会長
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