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京都市上京区

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上京区基本計画(平成13年~22年) 序章

ページ番号14923

2015年3月27日

上京区基本計画の策定に当たって

 

 上京区は,明治12年(1879年)3月14日,郡区町村編成法に基づき,京都のまち(洛中)が三条通を境として上京と下京に分けられ,誕生した。
 その後,昭和4年には左京区及び中京区を分区,さらに,昭和30年には北区を分区し,現在の上京区となった。
 歴史を振り返ると,上京区は,平安京以来の長い歴史を背景とした伝統と文化のまちであり,たび重なる戦乱や火災等を経ながらも,絶えることなく「京」の中心としての位置を占め続けており,連綿とした歴史に磨かれた質の高い市民文化の息づくまちである。そして,西陣に代表される産業のまちでもある。
 また,明治2年の番組小学校創設から学区単位の自治が発達し,今日までその伝統は受け継がれており,現在も学区ごとに,住民福祉協議会などが中心となり,各種団体が一つにまとまり,それぞれの個性的な自治活動が展開されている。
 こうした歴史と伝統を自覚し,しっかりと未来を見据え,21世紀においても着実に歩みを進めていくことが,先人のたゆまぬ努力にこたえる上京区民の役割である。
 21世紀を迎えるこの時期に,京都市基本構想で示された「くらしに安らぎ」,「まちに華やぎ」のある上京区を行政と区民とのパートナーシップで築いていくため,改めて理想の上京区を描き,そこに至る道筋を示すとともに,行政と区民が一体となって行動する指針として,上京区基本計画を策定する。

 

1 計画の役割

 

ア 個性あるまちの将来像を示す指針
  上京区らしい将来のまちの姿,まちづくりの目標を示す。
イ 将来像を実現する道筋や方策を示す指針
  個性豊かなまちづくりのため,具体的に取り組むべき方策を示す。
ウ 区民と行政の協働によるまちづくりの指針
  まちづくりの担い手である区民と行政の協力と役割分担のあり方を示す。

 

2 計画の位置付け

 

計画の位置付け
 上京区基本計画は,京都市全体の長期構想である「京都市基本構想」(平成11年12月17日策定)に基づいて,そこに示されたまちづくりの理念や方向性を,区の個性に即して具体化するものである。
 そして,同じく京都市基本構想に基づいて全市的な課題と政策を体系化する「京都市基本計画」(平成13年1月策定)と相互に補完しあう計画であるとともに,基本計画に示されない区独自の創意ある方策も示すものである。

 

計画の目標年次
 本計画は,平成22年(2010年)を目標年次とした計画とする。