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上京区の史蹟百選/冷泉家住宅

ページ番号12308

2008年10月21日

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冷泉家住宅
冷泉家住宅

 同志社のキャンパスに挟まれて残る冷泉家の住宅は,今の京都御苑の中にあった公家屋敷の最後に残った貴重な遺構として重要文化財に指定されています。目下,保存修理が継続中で全容を見ることはできませんが,やがて江戸時代の面影が甦えるでしょう。
 冷泉家は藤原俊成・定家(としなり・さだいえ)という鎌倉時代の歌人の子孫であり,歌学をもって朝廷に仕えました。住宅は天明大火後の寛政2年(1790)の建築で,その座敷では七夕の乞巧奠(きっこうてん)をはじめ代々伝わった伝統行事が綿々と受け継がれ,御文庫には国宝の藤原俊成自筆『古来風躰抄(こらいふうていしょう)』や,定家筆『古今和歌集』『後撰和歌集』,重要文化財37件など,これまで知られなかった貴重な典籍が保存されており,財団法人冷泉家時雨亭(しぐれてい)文庫によって管理されています。

DATA
・今出川通烏丸東入 玄武町

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