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京都市東山区

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東山区教育フォーラムを開催しました(平成26年11月21日)

ページ番号175423

2014年12月8日

 藤内子ども育みサポーターの司会で始まった第1部の講演では,石巻市や仙台市で中学の教諭をされていた文部科学省教科調査官の長田(おさだ)さんから,東日本大震災が起きたとき,子どもたちがどのような状況であったか,また,子どもたちの強さや心配りに周りの大人がいかに勇気づけられたかを,熱のこもった口調でお話しいただきました。建物の中に孤立し,厳寒の中気絶しそうになる男性に対し,自衛隊に救助されるまで夜通し声をかけ続けた子どもたちなど,想像を絶する状況の中での子どもたちのふるまいは,フォーラムに参加された皆様の心を大きく揺さぶるものでした。また,避難所となった学校に,小学校に通う児童の保護者達が多数応援に駆け付け,先生と保護者が協力して避難所を運営した事例なども紹介いただきました。

 第2部では,東山開睛館の初田校長の進行により,第1部で講演いただいた長田さんに加え,東山泉小中学校の村岡校長と鷲頭東山区長をパネリストとして,「東山を担っていく子どもたちを育てるために」というテーマでパネルディスカッションを行いました。

 長田さんからは,ご専門のキャリア教育の分野から,ラテン語である「キャリア」の語源は「轍(わだち)」である,というお話をしていただき,リアルな経験が人を成長させること,そのために地域の大人には一生懸命な姿勢を子どもに見せてほしいことなどをお話しいただきいただきました。

 村岡校長からは,緑が多いことや伝統産業が盛んなことなどの東山区の地域特性から,子どもたちに様々なことを体験してほしいこと,またそれができる地域であることなどをお話しいただきました。鷲頭区長からは,東山区長に就任以来,地域の方が地域のことを愛する気持ちをすごく感じること,また,「学ぶ」という言葉が「真似(まね)ぶ」からきていることを紹介しながら,地域の方の協力を得ながら意識的に自分で学んでいくことが必要だ,というお話をさせていただきました。

 最後に初田校長が全体のまとめをしていただき,地域の皆様から子育てのあり方についての提案をいただきたい旨のお願いを参加者の方にされました。

 平日の夜にもかかわらず,約100人もの方にお越しいただき,会場が一体となり熱気に包まれた2時間でした。


東山開睛館初田校長による開会挨拶


第1部の長田教科調査官による講演の様子1


第1部の長田教科調査官による講演の様子2


第1部の長田教科調査官による講演の様子3


全体の司会をしていただいた,藤内子ども育みサポーター


第2部のパネルディスカッションの様子1


第2部のパネルディスカッションの様子2


第2部のパネルディスカッションの様子3


第2部のパネルディスカッションの様子4

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ファックス:庶務担当・地域防災担当・調査担当 075-541-9104、企画担当・事業担当・広聴担当・振興担当 075-541-7755