災害に備えて~京都市の備蓄
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2022年10月19日
京都市の災害備蓄について
京都市では災害に備えて、「京都市備蓄計画」を策定し、自宅が倒壊等により避難を余儀なくされる避難者(約30万人)に対して、1日3食分を公的備蓄として備蓄しています。
しかし、自らの身の安全は自ら守るのが防災の基本であり、京都市では各家庭や事業所で備蓄する「市民備蓄」を基本としています。
各家庭や事業所において必要となるものをあらかじめ検討し、概ね3日分以上の食料や水、生活必需品などを備えておきましょう。
京都市備蓄計画についてより詳しく ⇒ 京都市防災ポータルサイト「京都市の災害備蓄」
市民備蓄
大規模災害時には停電や断水することが考えられます。いざという時のため、平常時から災害に備えて各家庭や事業所等において概ね3日分以上の食料や水、生活必需品などを備えておきましょう。
各家庭での備蓄については、災害用の飲料水や食料品等を購入しなくても、普段から購入しているペットボトル飲料水や食料品等を賞味期限を迎えるまでに計画的に使用し、同様の物を新たに買い足すという方法(ローリングストック法)で備蓄することができます。
せっかく備蓄した飲料水や食料品も、大規模災害時に「賞味期限切れ」では台無しです。
そのようなことを防ぐため、防災危機管理室では「備蓄マグネット」を作成しています。マグネットは備蓄している場所や期限を確認する日を繰返し記入できるようになっています。
マグネットは京都市総合防災訓練や防災に関連する出前トーク等で配布しています。数に限りがありますが、ご希望の方は防災危機管理室までお問合わせください。
妊産婦や乳幼児のための備蓄
妊産婦や乳幼児をもつ家庭では、一般的な災害時の備えに加え、その時期に合った生活用品の備えや、避難場所・連絡先等の事前確認等が必要です。京都市では、妊産婦や乳幼児のいるご家庭の方々が災害時に取るべき行動の手引となる、「妊産婦・乳幼児のための災害時の備え」(リンク先中段付近にリーフレットのデータがあります。)を母子健康手帳の交付時に配布しています。
非常持出品と備蓄品
市民備蓄は、いざという時に持ち出せるよう非常持出品としてリュックサックなどに入れ、いつでも持出せる場所に置いておきましょう。また、救援物資が届くまでの間に必要となる備蓄品は、キッチンや押入れ、物置などにまとめて取出しやすくしておきましょう。
参考として、農林水産省大臣官房食料安全保障課が発行している「災害時に備えた食品ストックガイド」には、どのような食料をどれくらい備蓄すべきかについて分かりやすく記載されていますので、ご覧ください。
災害時に備えた食品ストックガイド⇒https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/guidebook.html
公的備蓄の保管場所
倉庫名称 | 概要 | 箇所数 |
---|---|---|
避難所備蓄倉庫 | 指定避難所となっている学校の空き教室等を活用し,保管。 | 260 |
拠点備蓄倉庫 | 指定避難所への物資の二次的供給や被害の大きな地域への大量の物資供給に対応した倉庫に保管。 | 30 |
緊急避難広場 備蓄倉庫 | 観光客等の帰宅困難者の一斉帰宅を抑制し,安全を確保するとともに,災害情報や公共交通機関の運行情報,水道やトイレの提供などの支援をうけることのできる駐車場や寺社のオープンスペースに保管。 「帰宅困難者対策」 | 31 |
福祉避難所 備蓄倉庫 | 一般の避難所(指定避難所)への避難後に,そのまま一般の避難所での生活を続けることが困難で,一定の配慮を要する方を対象とした事前指定施設に保管。 | 160 |
左:拠点備蓄倉庫 専用ラックに積んで備蓄しています。
右:避難所備蓄倉庫 学校等の空きスペースを利用して備蓄しています。
主な公的備蓄の内容
□ アルファ化米
特定原材料等27品目を含まないアレルギー対応のわかめご飯。
□ 災害救助用毛布
□ 仮設トイレ(貯留式:和式)
5,000回以上使用可能(成人平均排泄量1日1人当たり1.2リットルとして)
□ 仮設トイレ(貯留式:洋式)
車いす対応型。
8,000回以上使用可能(成人平均排泄量1人当たり1日1.2リットルとして)
□ 仮設トイレ(マンホール利用型)
災害用として広域避難場所や小中学校等の避難所に複数設置されたマンホールを活用したトイレ。
お問い合わせ先
京都市 行財政局防災危機管理室
電話:075-222-3210
ファックス:075-212-6790