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伏見区あれこれ : ふしみ昔紀行(平成19年1月)

ページ番号15071

2009年2月12日

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ふしみ昔紀行(52)

榮春寺(桃山町)

伏見区老人クラブ連合会

総門の写真


 市立桃山中学校の北部に位置する榮春寺のある地は、木幡山(現在の桃山)の西北麓にあたり、木幡山の東南麓は、曹洞宗の高祖道元禅師が生まれた山荘が存在したとされています。
 榮春寺は、伏見に初めて建てられた曹洞宗の寺院であり、開祖には傳養(でんよう)和尚が迎えられました。
 また、亡き妻の菩提を弔うため、お堂造営に尽力したと言われている酒井作右衞門重勝(さかいさくえもんしげかつ)は、徳川家康の家臣であり、伏見城代を務めました。
 榮春寺の総門と、本堂西隣に位置する観音堂は、伏見城の遺構と伝えられており、中でも、観音堂の格天井は、「伏見城の血天井」のひとつであるといわれています。
 榮春寺の後丘には、和洋漢の長所を探り、鉄砲や海防についても論じた江戸時代の代表的な兵法学者長沼宗敬澹齋(ながぬまそうけいたんさい)の墓が静かに存在し、墓の横には、彼の兵法を採用したとされる会津藩主が建てたと言われています顕彰碑が静かに佇んでいます。

絵天井の写真

美しい本堂外陣の絵天井

榮春寺周辺地図

 

平成19年1月15日号掲載

 

 

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