京都市指定・登録文化財-史跡(下京区)

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2016年4月7日

京都市指定・登録文化財-史跡(下京区)

角屋の庭(すみやのにわ)

 角屋は,江戸期の京都において,唯一公許の花街とされた島原に位置する。かつて花街において,飲食を伴う遊興などを行う施設であった「揚屋」の現存唯一の遺構である。客層は町衆のみならず公家・武家にまで及び,豪奢な遊興が展開された。そのような客筋に対応して揚屋の屋敷は,当代の粋を尽した豪華な内外装になる傾向があった。寛永17年(1640)の島原創設以来の伝統をもつ角屋において,江戸期の系統を継承している露天の庭は,玄関庭・東坪庭・中坪庭・西坪庭・座敷庭である。玄関庭と坪庭は,大規模建造物の内部に通風や通光をもたらし,雨水排水に寄与している。座敷庭は,寛政11年(1799)刊行の『都林泉名勝図会』にて描写され,臥龍松と呼称されるクロマツが角屋の名物として人気を博した。それらの庭は改修を経ているが,変遷の記録と復元が行われ,配置構成は概ね保たれている。揚屋に築かれた庭として貴重である。
角屋の庭

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