京都市指定・登録文化財-天然記念物(東山区)

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2016年4月7日

京都市指定・登録文化財-天然記念物(東山区)

新熊野神社の大樟(いまくまのじんじゃのおおくす)

 新熊野神社境内の盛土上に生育しているクスノキで,後白河上皇お手植で樹齢800余年との伝承もあるが,応仁の乱で荒廃した後のものとも考えられる。樹高は21.9m,胸高幹周は6.58mに達し,栽培の北限に近いにもかかわらず,樹勢はきわめて旺盛である。樹冠は東西方向23.5m,南北方向35mもの広がりを持っており,市街地に植えられた中では傑出した巨樹であり,貴重である。
新熊野神社の大樟

知恩院のムクロジ(ちおんいんのむくろじ)

 知恩院の旧築地上に生育しているムクロジの巨樹である。果皮が洗濯に,種子が念珠に用いられる等,利用価値が高い。築地が造成された江戸時代初期の植栽と考えられる。樹高は20.0m,胸高幹周は4.13mに達し,主幹は直上して,大枝が地上5mで北側に,同7mで南側に斜上している。この種は暖帯性で,分布の北限に近い市内では,これほどの大木になることは希であり,貴重である。
知恩院のムクロジ

東福寺のイブキ(とうふくじのいぶき)

 東福寺は,九条道家が嘉禎2年(1236)に創建した古刹で,開山には聖一国師(円八爾弁円)が迎えられた。この木は,国宝の三門と仏殿との間,西寄りにある。高さ16.5m,胸高幹周3.36m,枝張りは東西10.5m,南北に8mある。江戸時代には既に古樹として知られ,開山国師とのゆかりも深いこのイブキは,東福寺の歴史と文化を理解するうえには欠かせないものとして貴重である。
東福寺のイブキ

青蓮院のクスノキ(しょうれんいんのくすのき)

 クスノキは,青蓮院境内の西側,神宮道に面した築地の上と,築地に隣接した境内の庭園内とに計5本が生息している。樹高は大きいもので21.6mに達し,いずれも幹の途中から大枝を四方に伸ばし,クスノキに特徴的な半球形のこんもりとした樹冠を形成し,樹勢も良好である。これらのクスノキについては,12世紀末に親鸞上人によって植えられたものとも伝えられているが,青蓮院が現地に移転したのが13世紀以降であること,またクスノキが現在の境内の地割に沿って生育していることから,それ以降に植栽されたものと考えられる。

青蓮院のクスノキ

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