京都市指定・登録文化財-名勝(右京区)

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2016年4月7日

京都市指定・登録文化財-名勝(右京区)

雑華院庭園(ざっけいんていえん)

 妙心寺の塔頭である雑華院は,天正11年(1583)に創建された。庭園は,寛政11年(1799)刊の『都林泉名所図会』に,鳥瞰図とともに説明が載せられている。前著に鳥瞰が掲載されている妙心寺塔頭の庭園は数多くあるが,国の指定名勝以外は,ほとんど当時の原形を留めておらず,やや改修はあるものの,おおむね当時の姿を保っている点,貴重である。
雑華院庭園

鹿王院庭園(ろくおういんていえん)

 客殿の南側に位置する庭園で,宝暦13年(1763)に建てられた舎利殿を中心とする庭園である。築かれた時期についての記録には欠けるが,天明6年(1786)刊の『拾遺都名所図会』の鳥瞰図には,ほぼ現在と同様の配石が描かれている。舎利殿が建築されたのは,宝暦13年であることから,庭園もこの頃に整えられたものと考えられる。力強い配石やモッコクなどの古木がみどころとなっており,嵐山方面の眺望にも恵まれている。
鹿王院庭園

遺香庵庭園(いこうあんていえん)

 遺香庵庭園は,栂尾高山寺の境内に位置する露地である。昭和6年(1931)年に明恵上人の七百年遠忌を記念して,近代茶道の普及に努めた高橋箒庵の指導のもと作庭された。庭園を手がけたのは七代目小川治兵衛(植治)である。飛石や景石の多くは頁岩であり栂ノ尾周辺で調達されたものと考えられる。園内には蹲踞と燈籠が置かれ,イロハモミジやアセビが寄植されている。茶室や腰掛は全体的として近代数奇者の好みが見受けられる。腰掛は庭園の最上部に位置し,山並みを望みつつ庭園全体を見下ろすことができるという茶庭としては珍しい構成をもつ。
遺香庵庭園

仁和寺庭園(にんなじていえん)

 仁和寺は,仁和4年(888)に造営され正保3年(1646)に再建された名刹である。庭園は宸殿に北面する池庭と,茶室飛濤亭,遼廓亭の露地庭から構成される。池庭は元禄2~5年(1689~1692)にかけて整えられ,正保3年にほぼ現在見る形になったとみられる。大正元~3年(1912~1914)に,7代目小川治兵衛(植治)の手によって整備等が行われた。池庭の構成は,宸殿前に広がる白州と園池,築山からなる。飛濤亭と遼廓亭の露地庭は,江戸末期頃に整えられたと考えられる。双方とも宸殿の池庭と一体となっており,遼廓亭の露地には茶室回りに池と流れが作られ,茶室や書院からそれを鑑賞できるようになっている。江戸時代における寺院の池庭の様相を残すものとして貴重である。
仁和寺庭園

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