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第14回「犯罪被害者支援京都フォーラム」を開催しました

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2014年3月20日

第14回「犯罪被害者支援京都フォーラム」を開催しました

 京都市では,「犯罪被害者等支援条例(平成23年4月施行)」に基づき,安心して暮らせる地域社会の実現を図るため,啓発事業を実施するとともに,ワンストップ窓口として,(公社)京都犯罪被害者支援センターに京都市総合相談窓口を設置するなど,社会全体で犯罪被害者を支えるための施策を推進しています。

 この度,多くの市民の皆様に,犯罪被害者を取り巻く現状を知っていただき,また,理解を深める場として,京都市と(公社)京都犯罪被害者支援センターの共同で『第14回京都犯罪被害者支援フォーラム』を平成26年2月1日に開催しました。

 当日は,約240名の市民や関係機関等に来場いただき,基調講演とパネルディスカッションを通して,支援センター,行政,警察などの関係機関が連携した被害者のための支援のあり方や充実について考える機会となりました。


 基調講演は,「性犯罪被害にあうということ」「性犯罪被害とたたかうということ」の著者,小林美佳さんに,『性犯罪被害にあうということ』をテーマに御講演いただきました。

 講演では,多くの性犯罪被害者の方々と交流している活動をはじめ,事件から現在に至るまでの被害者としての心境や境遇を,自身の経験をもとにお話しいただきました。そして,支援の際には,支援内容を考える前に,まず,支援者として,何を感じているのか,何を思っているのか,被害者に示すことが重要で,それが支援の大きな一歩となり,また,多くの被害者が求めている「理解ある社会,理解してくれる社会,理解しようとしている人,向き合ってくれる人,理解を示してくれる空間,理解が感じられる支援機関」の実現に繋がるとお話しいただきました。

 パネルディスカッションでは,『犯罪被害者へのワンストップ支援を考える』をテーマに,(公社)京都犯罪被害者支援センター理事である,川本哲郎同志社大学法学部教授のコーディネートのもと,犯罪被害者支援に関係する機関のパネリストによる議論が行われました。


 京都府警察本部の岡本犯罪被害者支援室長からは,警察は,被害者に対して発生直後の初期的な支援に携わっているが,被害者が持っている課題は極めて多様であるため,中長期の息の長い支援が求められる場合は,犯罪被害者支援センターへ引き継ぐなど,関係機関と連携した途切れのない支援が重要となることをお話しいただきました。また,警察の支援体制や府内の多くの市町村で犯罪被害者等支援条例が制定されるなど,それぞれの関係機関で,過去に比べ制度は変わってきていること,そして,制度を動かすのは人であり,制度を適切なタイミングで使うために,関係機関が普段から顔の見える関係を築くことが,途切れのないワンストップ支援に繋がると述べられました。

 (公社)葵橋ファミリー・クリニック首席カウンセラーで臨床心理士でもある,山本陽子さまからは,犯罪に遭われた方の心の反応は様々であり,被害にあった自分を守る,心の状態をもとに戻す,自分の中に被害という事実を受け止めていくための,正常な反応であること,そして最終的に被害者の主体性の回復がカウンセリングの目的であるとお話しいただきました。また,関係機関が連携・信頼し合って同じ方向を向いて,長期に渡って幅広く懐の広いワンストップ支援が必要であると述べられました。

 NPO法人子どもセンターののさん理事長である,安保千秋弁護士からは,子どもの権利擁護に取り組んでいる立場から,ワンストップ支援は,まず安心できる場所を確保することが重要であり,また,保護者などの周りへの支援も,ワンストップ支援の中の一つとして視野に入れることも必要とお話しいただきました。さらに,支援にあたっては,子どもの立場で考え,子どもの成長に合わせた支援を行い,支援する側も普通の良識のある大人であることが子どもの安心にも繋がると述べられました。

 コーディネーターの川本哲郎理事からは,ワンストップ支援について,内閣府の第二次犯罪被害者等基本計画などを引用し,定義や最近の動きをお話ししていただきました。そして,今回のフォーラムが第一歩として,(公社)京都犯罪被害者支援センターでも,ワンストップ支援について繰り返し議論を続けていきたい,と締めくくられました。

来場者の声(アンケートから抜粋)

・基調講演をお聞きし,被害に遭われた方々のありのままの姿を伝えて下さったことに感謝したい。

・今日この場所で,お話しを聞くことができて本当によかった。一人でもこのつらい想いが軽くなるために,何かアクションができるよう考えます。

・被害者支援では,事柄を聞くこと以上に心を聴く,人と人が向き合うことが大切であると痛感しました。今後もこのことを活かして仕事やボランティア活動をしていきたいです。

・ワンストップ支援については,多団体が関わるため,正確な団体間の情報共有をいかに行うのか,そのような仕組みづくりが必要と感じました。

・犯罪被害者支援は,多岐にわたるため,それぞれの専門をワンストップで支援すること自体が難しいのではと思いました。

・制度としてのワンストップ支援を,被害者が確実に知り,利用できる社会づくりが重要だと思う。

・このフォーラムは社会全体にとっては小さな一滴ではありますが,この一滴がゆっくり,確実に広まって浸透させていかなければならないと思いました。

・被害者が声をあげなくても,必要な支援が受けられる社会にすべきと思います。

・真に「社会全体」で支えていくためには,一般市民の方に理解を深めてもらうことが本当に必要なことだと考えます。

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