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「叢書 京都の史料」第13回配本『京郊農村の近代 葛野郡岡区事務日誌』の刊行について

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2014年3月26日

「叢書 京都の史料」第13回配本『京郊農村の近代 葛野郡岡区事務日誌』

 

 京都市歴史資料館では,京都市史編さん事業開始以来収集した膨大な量の古文書類を,より利用しやすい形で系統的に提供するため,「叢書 京都の史料」として継続して刊行しています。

 この度,第13回配本として,『京郊農村の近代 葛野郡岡区事務日誌』を下記のとおり刊行します。

 

1 題名

 『京郊農村の近代 葛野郡岡区事務日誌』

2 形式

 A5版,縦二段組,約400頁,上製本,口絵及び解説付き

3 販売開始日

 平成26年4月1日

4 定価

 3,800円(消費税込み)

5 販売場所等

 歴史資料館において販売しています。

 郵送による販売(現金書留及び銀行・郵便局での振込)も受け付けています。お申込は歴史資料館まで。

6 参考

 『京郊農村の近代 葛野郡岡区事務日誌』について

 同書は,京都市西京区にある樫原公会堂が所蔵する旧葛野郡川岡村岡区(大字岡)の事務日誌,全8冊を翻刻したものです。1889年の町村制施行により,岡村など4つの村が合併して川岡村が誕生します。新しい川岡村の下で,旧来の岡村は岡区として,地域運営の一端を担っていくことになります。岡区事務日誌は歴代の岡区長が書き綴った地域運営の記録で,1900年代を中心に大正期・昭和期のものを含んでいます。

 近代の岡区は住民のほとんどが農業に従事しているため,農業用水の確保が重要な課題でした。桂川西岸地域では,近世の段階で用水の維持・管理をめぐる地域間の連携が形成されていました。そのしくみは1900年代以降にも引き継がれています。また川岡村では商品作物としてビール麦の栽培を本格的に開始します。ビール麦の栽培は国内でもはじめてとなる意欲的な試みでした。事務日誌からは,岡区でこの新たな作物の生産・販売に取り組む様子をうかがうことができます。

 このほかにも,京都近郊の農村部における日常的な集落の運営のしくみや,桂川西岸地域の様相,さらには社会情勢が地域に与えた影響を,この事務日誌から読み取っていただければと思います。

お問い合わせ先

京都市歴史資料館
電話: 075-241-4312 ファックス: 075-241-4012