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「犯罪被害者について考える」をテーマに,小学校PTA連絡協議会右京南支部人権研修会が開催されました。

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2011年12月22日

「犯罪被害者の人権」をテーマに,小学校PTA右京南支部人権研修会が開催されました。

 平成23年12月13日,市立西院小学校文化ホールにおいて,平成23年度「小学校PTA連絡協議会右京南支部人権研修会」が開催されました。

 10の小学校区で構成される同支部では,人権が尊重される社会の大切さについて子どもたちにしっかりと伝えていくため,毎年,12月の人権月間に研修会を実施されています。

 今回は,今年4月の「京都市犯罪被害者等支援条例」の施行を機に,犯罪被害者の人権をテーマに取り上げ,身の周りで現実に起こり得る犯罪の被害にあうことや,被害者の置かれた状況,地域社会全体で支えるために一人ひとりができることなどについて考えるきっかけとするために行われ,50人近くの方が参加されました。

 研修では,大切なお子さんを面識のない少年による暴力犯罪によって亡くされ,これまで,子どもたちが被害者にも加害者にもならないよう,自分たちの体験や,少年法の課題等を広く社会に訴える活動を行われている「少年犯罪被害当事者の会」の代表 武(たけ)るり子さんが講師にお越しいただき,貴重なお話をされました。

講演される武るり子さん

◇ 人前で話すのが苦手な普通の専業主婦だったが,息子を亡くした15年前は,被害者を支えるための法や制度,窓口もなく,被害者自身が声を上げざるを得なかったこと

◇ 同じ思いの人と手探りで会を立ち上げて,マスコミや様々な機関に粘り強く足を運んだり,学生ボランティアの力で「WILL」(集会)を年1回行い,社会に訴える活動を続けてきた結果,少年法の改正に結び付いたことから,世論は法や制度を変える力を持ち,それはみんなを守ることにつながるということ

◇ 被害者の顔や名前をただ伏せるだけでなく,名前等が出ても守られる社会や地域づくりのために,正しく見る目を持って理解することが不可欠であること

などを熱く語られました。また,

◇ 被害後には,自分を責め,買い物や食事など普段の日常生活にも支障が出て,夫婦や家族がそれぞれ苦しみを抱え,支え合いも困難になったこと

◇ 一生,元には戻れないが,被害者は真正面から向き合って話を聞き,一緒に悩んでもらえることに救われるので,重い話を聴いてもらってありがたいこと

などのエピソードに,時折,目頭を熱くしながら真剣に聞き入る参加者の姿が見られました。

とりわけ,武さんは,

◇ いじめ,暴力などで悩み,苦しい時には,周りに助けを求めてほしい。

◇ 近隣の温かいコミュニティに支えられたことに大変感謝していることから,日ごろからいろんな人と関わり地域社会とつながることが大切

ということを強調されていたのが印象的でした。

  

  →「少年犯罪被害当事者の会」ホームページへ外部サイトへリンクします

 

 その後,子どもが犯罪被害にあった場合の身近な事例に沿って,グループごとに意見交換が行われ,発表されました。

 

グループディスカッションでは,活発な意見交換と
発表が行われました

 グループディスカッションには,日ごろから連携して支援活動や啓発事業を進めている,公益社団法人京都犯罪被害者支援センター,京都府警察,京都府や本市の職員がアドバイザーとして加わり,我が子が被害にあったとき,また,地域で犯罪が起こったときにどのように行動するか,また,普段から心掛けることなどについて,武さんのお話を参考に,参加者の皆さんによる活発な意見が交わされました。

◇ 犯罪は突然起きるのではなく何らかの前兆があり,普段から子どもと責任を持って関わること,

◇ 叱るだけでなく,悩みを引き出したり愛情を伝える接し方が重要なこと,

◇ 親がまず知って親同士のコミュニケーションを図り,地域と学校・警察などが密に連携すること,

など,日ごろPTA活動に携わっているお立場から,みなさんしっかりとした考えを述べておられました。

京都犯罪被害者支援センターによる事例説明

「いのちを考える教室」について

 犯罪は命や健康など,その人や周囲の方にとってかけがえのない大切なものを一瞬にして奪い去ります。

 京都府,京都府警察,本市では,府内の中学校,高等学校等で,「いのちを考える教室」を展開しています。

 これは,次代の社会を担う生徒たちが,犯罪被害者やそのご家族の方から生のお話を聴き,被害者が犯罪から受けた様々な「痛み」や亡くなった家族に対する「思い」を感じ,自分たちにできることなどを一緒に考えることで,「いのちの大切さ」や「自分も周囲の人も大切に思う気持ち」を育み,自らも加害者にならないという意識の向上を図ることを目的としています。

 ぜひ興味,御関心をお持ちいただき,お気軽にお問い合わせください。

   →「いのちを考える教室」(京都府ホームページ)へ外部サイトへリンクします

お問い合わせ先

京都市 文化市民局くらし安全推進部くらし安全推進課

電話:075-222-3193

ファックス:075-213-5539