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地域全体で考え意見をまとめたい!

ページ番号82698

2024年3月28日

バス

地域住民以外も参加する有志組織で課題を解決

 地域の課題を解決するため,地域の住民だけでなく,事業者も参加した有志組織をつくっている学区があります。

 この地域は,京都一の繁華街や商店街を抱え,放置自転車,違法看板,性風俗店・客引きの増加,ゴミの散乱などの問題が顕著になり,安心・安全環境の構築が重要な課題となっていました。

 こういった繁華街の課題の特徴は,店の従業員が駐輪をする,店が看板を設置する・客引きをする・ゴミを出すなど,かなりの割合で事業者が当事者であること。課題の解決には,自治連合会を中心とした自治組織だけでなく,当事者である事業者の参加が必要です。

 そのため,住民だけでなく,地域の事業者の参加を認めた有志の組織「まちづくり委員会」を結成。住民と事業者が一体となって課題の解決にあたっています。

 

地域組織と利用者が協力して施設を運営し,友好関係を深める

 地域組織と利用者が協力して施設を運営し,友好関係を深めている例があります。

 この地域に開設された公園に,市内で初めてスケートボード専用施設が備えられました。

 当初,地域の反発も強く難航しましたが,行政の仲立ちで,スケートボード協会メンバーと自治連合会長・町内会の人達が直接話し合う場を何度も設定。メンバーが悩みを率直に伝え,専用施設の必要性を熱心に訴えた結果,地域の理解が得られ,一定の条件を遵守することで合意することができました。

 施設の運営にあたっては,スケードボード協会と地域住民とで「スケートボードパーク運営協議会」を設立し,明文化された取決めルールの遵守がリーダーによってメンバーに周知徹底され,トラブルもなく,円滑に運営されています。また,園内の清掃は,地域住民とスケートボード協会が協力して定期的に行なっており,常に園内は綺麗に整備されています。

 また,メンバーの有志による地元子どもたちへの無料スケートボード教室も開催され,双方の友好・信頼関係の絆は深まってきています。

ハロー

まちの雰囲気を守るため,都市計画制度を利用

 まちの雰囲気を守るため,都市計画制度などを利用している地域があります。

 祇園町に隣接し古美術商が営まれる風情あるまちの雰囲気を守るため,都市計画法に基づく地区計画を定め,建築物の用途を制限している地域があります。

 また,落ち着いたまちの雰囲気を守るために,建築基準法に基づく建築協定を結び,建築物に市の条例より厳しい高さ制限や用途の規制を設けている地域もあります。

 

地域で目指すまちの姿を共有するため冊子を作成・配付

 地域で目指すまちの姿をみんなで共有するため,冊子にまとめて,住民に配付している学区があります。

 数多くの歴史的・文化的な資産を有し,京染に関わる職人が多く住んでいるこの学区では,職のつながりを基礎にした活発な地域コミュニティが形成され,職と住が共存する市街地を形成しています。

 一方で,近年,和装産業の衰退とともに,染などの工場の跡地がマンションとなり,地域コミュニティにとっては新住民とのコミュニケーションが課題になっています。

 そこで,自治連合会の傘下に有志の組織「まちづくり委員会」を結成し,「住みたいまち 育てたいまち 働きたいまち」をスローガンにして,まちの資源の再発見・共有,住民交流の促進,まちなみの研究など多様な取組を進めてきました。

 その成果の一つとして,これまでの取組から浮かび上がった住民のまちに対する思いを,まちづくりの目標として「まちづくりのしおり」にまとめ,学区の住民に配付し,その計画の実現に向け,まちづくりを展開しています。

 

お問い合わせ先

京都市 文化市民局地域自治推進室地域づくり推進担当

電話:075-222-3049

ファックス:075-222-3042

メールアドレス:[email protected]

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