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次世代の参加を促進したい!

ページ番号82258

2024年3月28日

肩組み

地域活動の担い手を確保するために若手を研修に派遣

 地域活動の担い手を確保するため,若い人材に研修で技能を学んでもらい,活躍の場を与えている学区があります。

 この学区では,教育委員会が,生涯学習事業の企画・実施を手助けする人材を養成する「生涯学習コーディネーター養成講座」に,30~50歳くらいの人を派遣。これまで5人以上が研修を受け,生涯学習コーディネーターとして登録されました。

 生涯学習コーディネーターには,毎年,年度当初に安心・安全に関する事業を進める際のワークショップ(→ワークショップとは?)を企画・実施してもらい,具体的な活動内容の検討を行っています。

 これにより,一過性のものでなく,継続した地域活動の担い手が確保できています。

 

若手を地域活動に関わらせるため企画を任せる

 若手に継続して地域活動に関わってもらうため,企画を任せ,運営のやりがいを感じてもらうようにしている学区があります。

 この学区では,夏休みの最後の土日に小学校の全生徒が学校に泊まる「子ども夏祭り」を約10年前から実施していますが,この中では,模擬店や行灯作りなど,PTAをはじめとして地域の各種団体が様々に工夫を凝らしたプログラムを提供します。

 こういった企画については,できるだけ若手に任せて,運営のやりがいを感じてもらい,継続して関わってもらうことを狙っています。

 

風船

将来の地域を担う人材として子どもを育成

 上記の学区では,子どもを将来の地域運営の人材と捉え,地域における子どもの育成にも力を入れています。

 この学区の「子ども夏祭り」では,上級生と下級生を一緒のグループにして,夕食に準備をさせています。

 メニューを決め,買い出しに行き,調理の火を薪でおこすなどの一連の活動がプログラムに織り込まれており,非常時の炊き出し訓練や子ども同士助け合う経験もできるよう工夫されています。

 ほかにも,「防災フェスタ」において,子どもにアルファ米(米飯を乾燥させたもの。非常食として用いる)のおにぎりをにぎってもらうなど,地域における子どもの育成について力を入れています。

 

意欲のある人材を活用するため決まりを変える

 活動に意欲のある人を担い手として認めるため,組織の規約を改正した学区があります。

 この学区では,地域の住民同士がお互いに助け合い,支え合う仕組みとして,民生児童委員協議会,社会福祉協議会,交通安全対策協議会などの各種団体が参画し,福祉,健康,安心安全などのテーマごとに連携して活動する「いきいきネットワーク」を構築しています。

 ネットワークの実質的な運営は,各種団体の役員で構成される評議員会が担っていましたが,この仕組みでは,活動に意欲のある人でも,各種団体の役を外れるとネットワークに参加する根拠を失ってしまいます。

 そこで,ネットワークの規約を改正し,意欲のある人は各種団体の役員でなくても担えることとしました。

 団体から選出されたメンバーに加えて,個人的な思いにより活動する人を地域活動の担い手として認めることで,減少する担い手への対策としています。

 

まちづくりの担い手を育てるため,親睦組織を結成

 まちづくりを担う人材を育てるため,壮年層の親睦組織をつくっている地域があります。

 40余年にわたり住民主体のまちづくりに取り組んできたこの地域では,20年後のまちの将来像をイメージした「まちづくり構想」の策定を契機として,学区の自治会長,各種団体の長,商店主,小学校長などから構成する「まちづくり推進会」を発足させました。

 その際,地域のリーダー層は,20年後の将来にまちづくりを担う人材を育てていくことの重要性を認識し,壮年組織(定年50歳,後に年齢制限廃止)を設置。バザーやキャンプなどの親睦活動や,その他団体が開催する地域イベント等の下支えとしての活動を通じて,つながりを形成するとともに,地域リーダー層とのつながりができることによって,壮年層の地域活動への入り口として機能しています。

お問い合わせ先

京都市 文化市民局地域自治推進室地域づくり推進担当

電話:075-222-3049

ファックス:075-222-3042

メールアドレス:[email protected]

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